完全裕也は不貞腐れた。 そんなあからさまに、ふてないでよ。 あたしまで何度も呼んだらバカップルじゃない。 分かってよ…。 そうなつこが思うも裕也は黙ったまま、空気だけが重くなった。 「あーもう!!分かったわよ」 なつこがこの空気に耐えられなくなり、名前を呼ぼうとした時。 「もう遅い。これから何十回と呼んでもらうからいいです」 「えっ、ちょっ…」 なつこはカーペットが敷かれた床に押し倒された。