「いや、同じ部屋だなと思って…」 「そんなの当たり前じゃないですかー」 クスクスと裕也は笑った。 「それより、なつこさん」 裕也の顔付きが変わった。 きっと沙英子のことだろう。 なつこは、裕也を黙って見つめた。