ナピュレの恋【完】


その間にエレベーターの扉が閉まった。


唇をあてたまま裕也の手が、なつこの胸の膨らみに触れた。


「やだっ。や、めて…」


「やめない」


「やめ、ないって…」


「じゃぁ、ウチ来てくれる?」


「な、にそれ…」


「来てくれないなら、このまま…」


そう言って裕也の手がサワサワと動いた。