「あたし、やっぱり裕也が好きなの!!」 それは突然の告白だった。 「それ、本気で言ってんの?」 「本気だよ!!裕也、まだあたしのこと忘れられないって言ってたでしょ?」 「それは…」 「だから別れてきたの!!だからもう一度やり直そ?」 もう、やだ…。 ここにいたくない、帰りたい…。 明らかに、あたし邪魔じゃないのよ…。 なつこは流れてきそうな涙を堪え、裕也の手をほどこうとした。