「なつこさん、俺らはどうします?歩く?」 「うーん、あたしは割と近いけど裕也くんは?」 「うん、俺も割と近いんだよねぇ。んじゃ、歩く?」 裕也と話し合った結果、二人で歩くことにした。 歩いてる間、裕也との話は絶えなかった。 そしてあっという間になつこのマンションが見えてきた。 「裕也くん、ここでいいよ。もうすぐそこだから」 指をさすと 「ん?どれですか?」 なんてキョロキョロしていた。