「えぇ?なつこバカにしないでよー!!お金なら、ほら……あれ?」 はぁ…やっぱりね。 やっぱり花音は抜けてる。 「はい、これ。ちゃんと美咲ちゃん送るのよ」 なつこはお札をペシッと花音の手のひらにのせた。 「ごめん!!」 花音は顔の前で手を合わせ謝った。 「次会った時必ず返すから!!」 「はいはい、いつでもいいわよー」 こうして花音と美咲、なつこと裕也は別れた。