二人はすっかり仲良くなっていた。 裕也が準備を終え四人でナピュレを出る。 「あたしは近くでタクシー拾ってちゃんと美咲ちゃん送り届けるから」 花音は何だかんだ面倒見がいい。 だけど心配なことが…。 「ねぇ、花音?」 「はぁい?」 上機嫌な花音に 「花音、お金持ってる?」 なつこは聞いた。