「うん…早くお店戻らないと、ね」


なつこが笑うと


「違うよ、これ以上続けちゃうと止まんないから」


裕也も笑った。


「とまっ…んな、い…」


「そう、止まんない。それともそこのベンチでしちゃう?誰もいないし」


「だだ…ダメに決まってるでしょ!!」


「えー?そんなこと言って始まったらきっとダメだなんて言えなくなるよ」


なつこの腰を支えたままベンチがある方へと進んでいく裕也。


「やっ…冗談、でしょ…?」


「冗談かどうか試してみる?」


ニヤリと裕也が笑った。