なつこはベンチに座り空を見上げた。 「星…綺麗だな」 ポツリ出た言葉。 もうキレイサッパリ忘れないとな。 胸が苦しくなるってことは、まだ秀二のこと忘れられないのかな。 ううん、そんなことないはず。 秀二は、あたしを捨てたんだ。 3ヶ月前に…。 それは突然のことだった。