「分かるもなにもないですよ、ねぇ、山崎さん？」

「ひどいなぁ」

「私は「桜花紗綾やろ？」そのとおりです。紗綾とでも読んで下さい」

「分かった。紗綾やな」

「はい…それにしても私まだ…「それは違うで？」え？」

「たしかに最初はそうやって土方さんに頼まれたで？けどな、今は監視じゃなくてな、見守っとるだけやねん」

「見守ってる？」

「そうや、万が一に備えてな」

「そうでしたか…」

「そやないとお父さんなんてならんわ！」

「っ！知ってたんですか？」

「あぁ、知ってるで？沖田さんと何回も抱きあ「ちょっ！！」まぁ、さすがに話までは聞かんかったけどな」

よかったぁ…

ほっとする私。

「でもかわええなぁ。沖田さんにすがりついて泣い「わーわーわー」」

「恥ずかしいんですから！」

「ははっ！」

「笑い事じゃありません！」