Funny doll



「え?本当に?

女子?男子?」


「いや、噂だからよくわかんないんだけどね、ちょー美少女なんだって。」


「えー…、奏多を超えるイケメンを期待したのに…。」


と嘆いているのは澪


「そんなに可愛い子なの?」


「うん、噂だとね。

あっでも風乃に似てるらしいよ。」


「…え?私に?」

「風乃を美人にしたバージョンみたいな?」

と朱里に言われ


「それちょっと酷くない?」


「へー、篠宮似なんだー。面白そう。見てみてーな。」


「もー奏多まで!!」

「よし、じゃあその顔見に教室行きますか。もうすぐHR始まるし。」


ということで私たちは教室に向かった。

にしても私に似てる美少女ってどんな子なんだろう?


この時私はまさかその転校生があの子だとは思わなかったんだ。
そしてその転校生がこれからの運命を大きく変えることになるとは思ってもみなかったんだ。