もうすぐ頂上か…。
あと半分しかないな。
そう思うと、なんだか寂しくなった。
私たちを乗せた観覧車がゆっくりと頂上を過ぎた。
私たちは無言のまま、見つめあったまま動かなかった…
“観覧車の頂上でキスしたカップルは永遠に結ばれる”
なんて期待した私がいた。
もしかしたら頂上で…なんて。
そんなことあるはずないのにバカみたい。
それでもずーっと観覧車に乗ってたかった。
奏多には何気ない日常の1コマでも、私の中では一生の宝物だから…
きっとこれで最後だ…
だから今のうちに奏多の顔を焼きつけておかないと。
なんて思った。
