奏多2人っきりの空間で、観覧車から見る夜景は抜群に綺麗だった。 「綺麗だねー。」 「あぁ…」 目の前には奏多の顔があって… ゆっくりと回る観覧車… ちょっとずつ高くなっていくけど頂上まで行ったら後は下がって行く。 なんだかすごく切なくなった。 それはきっと この観覧車が奏多と過ごせる最後なんだってどこかでわかってたからなのかもしれない。 お互いに1言も口を交わさず、遊園地のBGMが遠くに聞こえる。 目の前には奏多の顔ーーーー。 でもそんな中なんて話していいかなんて分からなかった。