「ちょっと、奏多!! 待ってよ!!」 「何だよ。俺と食べるの嫌なわけ?」 「違う…けど、クラスであんなことやっちゃっていいの?」 「そりゃ、篠宮は俺のものだって見せつせないとな!!」 ……もう今日の奏多についていけない…。 好きだから嬉しいんだけど…さ。 ーーギィィ 屋上のドアを開けて、側の石段に座った。