「じゃあいってきまーす。」


「いってらっしゃい。
気をつけてねー。」




「はーい。」



とお母さんに言って玄関を出た。



隣を見ると奏多が私を見てた。



「おまえそんなに俺と一緒に行くのが嬉しいのかよ⁈」



「うん!!」


そりゃ嬉しいに決まってる。
だって今まで一回もなかったもん!


「じゃあ明日も迎えにいってやるから待ってろよ?
それと寝坊すんじゃねーぞ。」


「…え?明日も迎えにきてくれるの?」


「おう!」


「やったー!待ってるね!」


明日も来てくれるなんて…本当に夢みたいだよ。
このままずっと時間が止まってたらいいのに……