2つの影が離れて行為が終わったことを告げる。


「奏多〜、彼女さん大丈夫なの、
待ってるんじゃない?」


そう言っているのが聞こえる。


「あー、あいつ?
あいつは別にどーでもいい。てか待ってても待ってなくても俺には全く関係ない。てか俺は今百合といたい。

百合はいたくないの?」



「いいの?一緒にいても。
あーあ、彼女さんかわいそう。でも私は奏多といたいから。」




胸が痛い…


こんな場面を見るのには慣れたけど

この胸の痛みには未だに慣れない。



やっぱり辛いよ…