「ただいま。」 真瞬君ママのおかえり。の声。 上から響くドラムを叩いてる音。 不意にハル君を思い出した。 一度、ハル君のドラムを聴いてみたいと思った。 「亜緒ちゃん!! おかえり!」 「ただいまー!」 真瞬君の妹の真耶。 小6でピアノを習ってる。 たまに一緒に歌の練習を手伝ってもらったり。 あたしの妹的存在。 大事な人。 「…亜緒ちゃん?」 真耶をぎゅっと抱きしめた。 ああ…。そっか。 真瞬君や郁月君もこんな気持ちになるんだ。 「なんでもない。」