翡波からのメールだ。 『今からそっちに亜緒行くから。』 …なんだって!? 「ごめん、オレ帰るわ。」 「は? まだちょっとしか…。 てか、どこ行くの?」 後藤がオレのカーディガンの裾を掴んだ。 亜緒にやられたらすごいグッとくるけどね、それ。 「…彼女…になる予定の人 のとこ。」 「なにそれ…。」 一目でわかる。 ミディアムボブの彼女。 秋風に髪がなびく。 「亜緒!」 「あ、ソラ君…。」 思わず抱きしめてしまう。 「ソラ君?」 「さっきごめんね。」