「俊は本当にいい子だね。私もこんな彼氏がほしいな〜」
私は冗談半分で言ってみた。
そしたら、俊が
「じゃあ付き合います?」
と聞いてきた。
まさか、そんな事言ってくるなんて思ってもいなかった。
私は多分、顏が赤いだろう。
「おい、俊!!
何言ってんだよ!!
柚菜も絶対付き合うなよ……」
涼太が悲しそうな顏して言ってきた。
どうしたんだろう?
「俺ちょっと岩場行ってくるな!」
そう言って涼太は行ってしまった。
すると瑠樹が
「柚菜。涼太を追いかけたら?
行きたいんでしょ??」
と言ってきた。
私は
「うん。じゃあ行ってくる!」
と言って私も岩場へ向かった。
後ろから俊が
「いってらっしゃい
と言ってるのが聞こえている気がした。
岩場に行くと涼太の姿があった。


