5組のお姫様!【完】




「俊は本当にいい子だね。私もこんな彼氏がほしいな〜」
私は冗談半分で言ってみた。
そしたら、俊が

「じゃあ付き合います?」

と聞いてきた。

まさか、そんな事言ってくるなんて思ってもいなかった。
私は多分、顏が赤いだろう。
「おい、俊!!
何言ってんだよ!!
柚菜も絶対付き合うなよ……」
涼太が悲しそうな顏して言ってきた。
どうしたんだろう?


「俺ちょっと岩場行ってくるな!」

そう言って涼太は行ってしまった。
すると瑠樹が

「柚菜。涼太を追いかけたら?
行きたいんでしょ??」

と言ってきた。

私は

「うん。じゃあ行ってくる!」

と言って私も岩場へ向かった。

後ろから俊が


「いってらっしゃい


と言ってるのが聞こえている気がした。






岩場に行くと涼太の姿があった。