あたしが風雅のお母さんにコンサートへ来て欲しいと頼みに行った日。




彼女はあたしにこう言ったのだ。




“彼が輝いているのは本当に嬉しい。

けど、その輝きは一生輝くとは限らないし、

続くとも限らない。

彼には楽をさせてあげたいから跡継ぎになって欲しい。”



そう言っていたのだ。