総長が求めた光 ~Ⅳ獣と姫~


「ご飯、食べるよ」


「‥‥行く」


ゆっくり、起き上がってレナちゃんの手を取り一緒に来るように促すシュウ。


うーん、レナちゃんに聞いてもいいんだけど‥‥


聞き出すのは難しそうだなー


「明日はいらないんだったよな?」


「うん、俺と姫の分ね」


え、


「ユウコ分もじゃないのか?」


一緒に行くんだろう?


「さぁ‥‥あいつはどうすんのかわかんない」


寝癖だらけの頭を掻きながら気だるげに答える。


そうだな、さっきの様子だとなー