「……僕はあの会社を、もっと拡大しなければいけないし」


「もっと?もうトップにいるだろ」


「まだだ。いつ暴落するかわからない」


「そうなんだ?俺にはよくわかんねぇや」


それだけ言うと、僕のキングサイズのベッドに眠り出す兄貴


「おい、自分のベッドに行けよ」


「ここで寝かせて。たまには隣で寝ようぜ、話しながらさ」


………嫌なんだけど




「兄貴が隣にいたら、また発作が起こりそうなんだけど」



「大丈夫大丈夫」



いや、大丈夫じゃねぇよ


って