極上☆ラブパワー




大きな瞳が僕を上目遣いで見つめる


「男前だろ?惚れたか?」


「……馬鹿じゃないの」


一瞬目を見開いたかと思うと、プイと向こうを向いてしまった


…なんだよ


「素直じゃないな」


僕はワザと肩をすくめてみせた


莫大な財産を抱えた財閥の子どもに生まれた上に、生まれもったこの容姿だ


小さい頃からずっとだ
女が僕をほっとくわけがなかった


女は僕を、一目見れば必ず好きになる


僕を好きにならない女がこの世にいるとは到底思えない