極上☆ラブパワー




都合が悪いもなにも


「ここにいること自体都合が悪い」


「は?」


社長がこんなオンボロコテージに宿泊、なんてことが公になったら代表の集まりで笑い物になる


ただでさえ変な噂が命取りだってのに、すぐさま株は大暴落だ


嬉しいだろうな、周りのやつらは


僕の若さを気に入ってない人達も多いだろうから


「じゃあ、出て行って」


すかさず鋭い視線が僕を突き刺す


「おっと。冗談だよ」


「冗談にしては真顔だったけど」


「僕はこういう顔だ」


グイッと夏木さんに近づいた