「…なにぶつぶつ言ってるんですか?着きましたよ?」 「えっ――…?」 女の声に顔を上げると、森の中にコテージがあった ……は? 「まさか、ここに住んでるのか?」 「ええ。あったでしょ、森の中に家が」 自慢気な女を無視して、コテージをすみからすみまで眺める ……まじかよ 「こんな所に住んでるのか?えーっと…」 「………?」 「名前だ、名を名乗れ」 「え?あ、夏木莉桜です」 「じゃあ夏木さん」 僕は夏木さんの前に一歩歩みを進めた