「……経営の傾いた会社を、僕に丸投げしたのはどこの誰でしたっけ」 『………』 「僕が社長に就任した途端、売上が上がり経営を立て直して面白くないのはわかりますが」 『お前…』 「どちらかというと、感謝してほしいくらいです。僕がいなかったら青条財閥は潰れていた」 『………』 「用はそれだけですか?」 『………くそ…っ』 「では、僕も仕事がありますので。ウィーンでの観光、楽しんでくださいね」 クソ、もうかけてくんな 何も言わなくなった携帯を、秘書に投げた