テラスには部屋の明かりがもれているおかげで、暗くないから息苦しくもならない 「莉桜を、頼むな」 「え?」 唐突な言葉に目をぱちくりさせた 「君が、莉桜を愛してくれて俺も嬉しい。俺には義務があるから」 「義務?」 一瞬口をつぐんでから、岳さんは口を開いた 「莉桜の両親に、頼まれたんだ。『もし自分達の身になにかあったときは、 このシェアハウスと莉桜を頼む』と」 「…そうだったんですか」 そうか だから莉桜には両親がいなくて、このシェアハウスに住んでるんだな 納得して話を促した