僕が莉桜と電撃的な出会いを果たした夏に比べれば、 肌に当たる風は冷たい もうすぐ冬が訪れようとしていた 莉桜と出会ってから4ヶ月 時間は不思議なほどあっという間に過ぎていった 「……岳さん?」 「あぁ、すまない。こんな時間に」 岳さんはテラスの椅子に腰掛けていた 僕もその向かい側に座る 「いえ。それで、話はなんですか?」 「…そのことなんだけど」 岳さんは一度、真っ暗な空を見上げた