「……するだろうね。今の地位を失ってまで手にするべきだったか、迷う日も来るだろう」 「じゃあ…」 「でも、今あの子の手を取らないほうがきっと後悔するから」 「皐雅!」 僕は今日で家族を捨てるんだ 「父さん今までありがとう。言わなかったけど、感謝してる。僕を社長にまでしてくれて。 でも今日からは、1人の女のために生きていく。それを、許してほしい」 「…私は認めない。」