極上☆ラブパワー




――相変わらず綺麗な顔


何度見ても惚れ惚れする


それにしても…



「…こ、皐雅さん!」


「なんだ?」


「今日は、何の日なの?」



綺麗なドレスを着せてもらって、ヘアメイクだってしてもらった



高級そうなホテルにまで連れてきてもらったけど


……あたしにはまったく心当たりがない



「……何の日だと思う?」



あたしの様子を伺うように皐雅さんがあたしを見た



「何の日って……」



小さな頭を最大限にフル回転させてみても、頭の悪いあたしにはさっぱりわからない