シャンパンかな、綺麗な色 グラスに見とれていたら、黄色い歓声が聞こえてきた 「ねぇあれ、青条皐雅よ!」 「きゃーかっこいい!まだお見合い相手、捜してるのかしら」 「わたし相手になりたいわ!」 皐雅さん? 周りの女の人の声に、あたしは皐雅さんの姿を探した ――――あ 扉が開かれ、ビシッとスーツを着こなした見覚えのある人が歩いてきた 皐雅さんだ 皐雅さんが来たんだ