極上☆ラブパワー






「…うん、まぁ言わないでいるほうがいいと思ったんだろ」


「え?」


「君のためだ。さぁ、笑顔になって」



カイトさんの笑みに、あたしは自然と笑顔をもらした



「……はい」


「よし!じゃあ準備は整った。あとは君次第だ」


「え?」


カイトさんがあたしの背中を優しく押した



「あの扉を、君の力で開けるんだ。きっと良いことが待ってる、がんばれ」


「……はい!」




この先に何が待ってるかなんてわからない


でも、進むしかない――



深呼吸を繰り返し、あたしは扉を開けた