「というか、家はまだなのか」 こんなに歩くなんて聞いてないぞ 車で来ればよかった もう足がパンパンだ 「もしかして、疲れてるんですか?」 「あ?」 「普段から運動しないからですよ」 「おまっ、口を慎め」 会議とか忙しいから運動が出来てないだけだ 断じてサボっているわけではない 「…おい、まだ……」 ―――ピリリリッ 僕の胸ポケットで携帯が震えた 「……鳴ってますよ」 「あぁ、今出る」 僕は不機嫌で通話ボタンを押した