極上☆ラブパワー




僕の頭に浮かんだのは、紛れもない“莉桜”の姿だったから


「…な、なんだよ皐雅。まさか…図星か?」


「……悪いかよ」



「えっ!?マジで言ってんのか!?誰だよお前の心を射止めたのは!」


興奮気味に兄貴が僕の腕をバシバシ叩く



よほど弟が恋に目覚めたことを喜んでいるんだろう


「……見たいか?」


「え?」



ご希望通りに僕はニンマリ笑ってみせた




「彼女はここ、僕のデパートにいる。特別に会わせてやるよ」