極上☆ラブパワー




「え?」


「そうなったらお前にも相手は必要だろ。見合いはしたか?」


「…したけど」


「うまくいかなかった?当然だな。お前の好みは俺でも理解できないからな」



はは、と笑う兄貴を横目で睨んだ


確かにうまくはいかなかったけど、それは好みの問題じゃない


気持ちの問題だったんだ、僕の


「…それとも他に相手でも現れたか?お前が夢にも描いていない、運命の相手が」


えっ――…


兄貴の言葉に僕は固まった