極上☆ラブパワー




「パーティーに同伴させなければいけないんだろ」


「あぁ――…」


なんだそのことか、と兄貴は肩をすくめた


「決めてない。もしかしたら、撮影の都合で行かないかもな」


「はぁ?なんだよそれ。逃げるのか」


「いずれは決めなきゃならないときが来る。そのときまでは、俳優業に専念したい」


―――ばかばかしい


かっこよくキメてるつもりだろうけど、兄貴の都合のいいように仕向けてるだけだ



「あーそう。それならもう用はない。戻ってくれて構わない」


「はぁ?お前はとことん自己中なやつだな。で?お前はどうするんだ?」