本業のジュエリーにだけ目を向けてればいいものの 僕達が軽く宝石に携わっているのを知った途端、 僕の財閥が管理しているホテルやデパートに目を付けたらしい 『私のほうがもっといいものにできる』 なんて周囲にボヤいていると聞いたことがある それを僕は鼻で笑ってやった 寝言は寝てから言えよ、オッサン 僕と競おうなんて、年下を甘く見られちゃ困るな ちょうどいい 一度じっくり会いたかったんだ それで、間抜け面を拝んでやろうじゃないか