極上☆ラブパワー




「…そうか?」


僕の気のせいだったか


「なに、実。そこで朝ご飯食べるの?」


「…いや、いらない。もう仕事に行くよ」


「えっ?ちょっと実…」



それだけ言うと、実はリビングから出て行った


「なんだよ、莉桜はあいつには優しいのか?妬けるな」


「…あんたは黙ってて」


うわ、怖っ


こいつは僕にだけこんなに強気で冷たいのか?


それともこれは特別扱いってことでいいのか?


「……なんだよ、素直じゃないな」


「うるさいわよ!」


――こんなことを考えるなんて、僕は一体どうなってしまったんだ