「じゃあ飲み物は青汁を用意してくれ」 「はぁ?」 「―――あ、実」 泉の声で顔を上げると、金髪のまだ幼さの残る顔立ちの男が部屋に入ってきた あぁ、あれが3人目の同居人 伊吹 実 24歳か ――にしても、あれ? どこかで見たことあるような…? 金髪男も、僕を見つけるなり目を見開いた 「…もしかして、どこかで会ったあるか?」 明らかに年下だし、そんなことはないと思う でもなにか引っかかる 「え?いや……」 首を傾げる僕をよそに、気まずそうに目を背けてソファに座る実