極上☆ラブパワー




「おい、これはなんだ」


リビングのテーブルに並んだ皿を指差して、僕は顔を歪めた


「なにってフレンチトーストに、目玉焼きよ。知らないの?」


隣で莉桜がそれらを取り分けている


これが朝ご飯か?


それを美味しそうに食べる皆を見て、生唾を飲み込んだ


「聞いたことはある。でも、なぜ今食べるんだ」


「はぁ?」


「なにお前、目玉焼き食べたことないの?」


泉という男が僕を不思議そうに見た