「…ちょっと、離してってば!」


「呼ぶまで離さない」


「はぁぁ!?」


「ほら、はやく」


「………っ…が…」


「なに?聞こえない」


「こ、皐雅…さん!」



ふーん


案外可愛いものだな


「そ、それよりあたしみんなに事情説明してくるからっ」


「え?」


いきなり立ち上がった莉桜の腕をとっさに掴んだ


「なっ…にするの!?」


「じゃあ、ご褒美あげようか」


「えっ?」



ニヤリと口角を上げると、再び莉桜をベッドに押し倒した