極上☆ラブパワー




「ごめんなさい。あたし、女優じゃないから嘘は下手なの」


そう鼻で笑ってやがる


このやろう………


「まぁいい。僕は運転だってプロ並みにうまい」


「いいから早く出発して。急いでるんでしょ?」


こいつ………


僕の調子を乱すのが特技なのか?


僕は無言のまま車を走らせた





「よし、着いたぞ」


「あぁーやっと帰り着いたぁ」


僕の運転の感想もなしに、そそくさと降りて歩いていく夏木さんの後ろを、僕は慌ててついて行く