極上☆ラブパワー




「……最低…っ」


「最低は聞き飽きた。それより早くコテージに行こう」


「…えっまさか、あの車で行くつもり?」


「何回も乗っただろ。あ、今日は違う車けどな」


嫌がる夏木さんを引っ張り車に向かう


多少強引じゃないと、この女には通用しないみたいだしな


「ほら、早く乗れ」


「………わかったわよ」


助手席のドアを開けると、夏木さんは渋々乗り込んだ


「なんて女だ。『ありがとう、嬉しいわ』って瞳を輝かせるくらいしろよ」


女なら誰もが僕にこんなことされるのを望んで、今かなり嬉しい状況のはずなのに



目の前の女はどうだ