人生にアクシデントはつき物だけど、こんな正面衝突は初めてだ よりによってこの僕が 「“莉桜”?」 あんな女なんかのせいで 僕を見た夏木莉桜は、裏切られたような顔をしてた 黙っていたわけじゃない 自分の正体を打ち明ける、タイミングを伺っていただけだ それなのにあんなタイミングでバレるなんてな 「……はぁ」 企画書に目を通しながらため息をついた僕を、周りの人たちが心配そうに見つめる