悩んでもあたしが何したって時間は進んでいく 待ってはくれないの 「…よーし」 鏡の前で笑顔を作って、あたしは部屋を出た 「なに、莉桜寝坊したの?」 リビングには食パンをかじりながらテレビを見る実、 その横でなにやら難しそうな本を読む泉さん 「ち、っ違うよ。ちょっと考え事してたの」 「ほら、みんな席につけ」 いつものようにエプロン姿の岳さんがいた