極上☆ラブパワー




「………」


「なぜ何も言わない。これでも褒めてるんだぞ」


そう言いながら、優雅に水のグラスを手に取る青条皐雅


今日も端正な横顔

綺麗な身のこなしに合ったスーツ


どこかの映画から飛び出したような男が、冷酷な瞳であたしを見てる


「…なんで…」


「なに?」


「なんでこんなことするんですか?」


「さっきも言っただろ。僕のためだ」


「…僕のため?」



あたしは青条皐雅を見た