「すんごく似合ってるわよ、莉桜ちゃん」 「えっ、どうしてあたしの名前……」 「青条さんに聞いたの。じゃあ、次はヘアメイクねっ」 「ちょ、っちょっと!待ってください…っ!!」 それからあたしが女の人に振り回されたのは言うまでもない これも全部あいつの仕業に違いない あとで覚えてろっ!! 「……見違えたな」 デパートで昼間の時間を潰してしまったあたし達は、 すっかり夜になってレストランのテラスにいた