極上☆ラブパワー




「は?」


「僕のためだ」


冷たい瞳があたしを捉えて離さない


どうしようあたし、息ができなくなりそう――…


「………っ」


「話はそれだけだ。じゃあ、あとは頼んだよ」


えっ?


美人の女の人に目で合図したかと思うと、女の人があたしの腕を引いた


「……行きましょっ」


「えっ、ちょっえぇ!?どういうことですか!?」


「いいから♪」


にこやかに笑う顔はフランス人形みたい


どこかのお嬢様か何かなのかな


あたしは背の高い女の人に、半ば引きずられるようにしてデパートに入った