「……で?これはどういうこと?」
「どういうことって?」
あたしの前で意地悪な笑みを浮かべるのは、紛れもなく青条皐雅
正体不明の変態男だ
「とぼけないで!どうしてここにあたしを呼んだのかって聞いてるの!」
青条皐雅の隣には、モデル並の体系に美人の女の人がいるし
かなり高級そうなデパートに呼び出されたあたし
「君はわかってないようだな」
ワザとらしく肩をすくめ、涼しげな瞳があたしを見つめた
それだけでドキリと胸が高鳴る
「…なにをですか?」
「僕が君をここに連れてきたのは、君のためじゃない」
メニュー