「あぁ、クソ!なんて女だ!」


綺麗に整えた髪をグシャグシャに乱し、大きなため息を吐いた


外見からして、令嬢なんかじゃなかった


しかもあんな森の中の古びたコテージに、男3人の中に女1人で住んでるなんて…


僕の好みのタイプでも、僕の隣に並べるような家柄でもない


ないはずなのに…頭から離れないのはなんでだ?



「……発作のせいで頭がおかしくなったか?」


僕にこんな思いをさせるなんて、許さないぞ!


あぁーと僕はため息をついた